更新日:2025年7月28日

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丹沢湖堆砂対策事業

丹沢湖堆砂対策事業について紹介しています

 ダム湖には土砂が流れ込みます。

 山地から降雨、地震やなどに伴う風化作用によって生産された土砂が、山腹斜面での崩壊、地すべり、裸地浸食、渓岸・河岸浸食によって河川に流れ込みます。

 堆砂とは、貯水池へ流入した土砂が貯水池内に堆積することをいい、ダムの建設後、時間の経過とともに貯水池内に堆砂が進行します。

 このため、ダム計画上、通常、利水や洪水調節のための有効貯水容量に影響が出ないように、別に貯水池の立地条件に応じた堆砂容量を確保しています。

 堆砂容量を超えて堆砂が進行すると、治水や利水の機能が計画通りには果たせなくなることがあります。

 三保ダムは、洪水調節、発電および水道用水の確保などを目的に築造された多目的ダムであり、昭和53年の運用開始から40年以上が経過しています。

 三保ダムの堆砂は、運用を開始した当時の想定と比較して、2倍以上のスピードで進行しているため、[丹沢湖堆砂対策事業]として、貯水池に堆積した土砂のしゅんせつによる、貯水容量減少の抑制に取り組み、三保ダムの機能が適切に維持されるように努めています。

事業概要

 三保ダムでは、夏季に貯水位を低下させて、貯水池上流部に堆積した土砂をしゅんせつし、貯水容量減少の抑制に努めています。

世附川

 

上流部に「貯砂ダム」という土砂を貯める施設を整備し、「貯砂ダム」内を中心に堆積した土砂を掘削します。

 

しゅんせつ

掘削した土砂をダンプに積込み、搬出します

しゅんせつ地図

 丹沢湖では上の地図のように河内川、玄倉川、世附川の上流三地点でしゅんせつを行っています。

掘削した土砂の有効活用

掘削した土砂は、骨材(コンクリートの材料)や道路用材(道路の基礎など)、砕石場跡地等の埋戻材として活用されます。

 

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このページの所管所属は 酒匂川水系ダム管理事務所です。