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初期公開日:2025年12月2日更新日:2025年12月13日

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みんなのことば「手話」マークが決定しました!

県では、手話の普及を通じて、ろう者とろう者以外の者がお互いに、その人格と個性を尊重し合いながら共生することのできる地域社会の実現のために、平成27年4月に「神奈川県手話言語条例」を施行しました。この条例の施行10周年を記念して、ろう者とろう者以外をつなぐ、みんなのことば「手話」を広めるためのマークが決定しました。

「手話」マークのダウンロードはこちらから
審査委員から、応募いただいた皆様へのメッセージ

みんなのことば「手話」マークについて

神奈川県内在住・在学・在勤の方を対象に、「手話がみんなの言葉」であることをイメージした「手話」を普及するためのシンボルマークのデザインを募集したところ、169作品の応募がありました。応募作品の中から審査委員による審査を経て、県内5校のろう学校の幼児・児童・生徒たちによる投票の結果、「手話」マークが決定しました。

令和7年12月13日(土曜日)「神奈川県手話言語条例施行10周年記念イベント」でデザインを発表しました。

素敵な169作品をご応募頂いた皆様、本当にありがとうございました!

shuwamark_white

制作者

伊藤 和代(いとう かずよ)氏 

作品に込めた思い

手話で、人と人がコミュニケーションをとり、つながりが広がっていくことをイメージし、手話で「つなぐ」を表現しました。手話を知らない人にもイメージしやすい手話表現であることか ら、手話への親近感を感じてもらえることも期待しています。手話を表現する人の感情とし て、笑顔の表情を描きました。手話が伝えるものは、ことばの情報だけではありません。コミ ュニケーションを通して、人の心も豊かになることを表しています。

みんなのことば「手話」マークの活用

マークの活用方法として、県では名刺、県の手話冊子への掲載、ステッカーを手話講習会受講者やイベント等へ配布し普及します。そのほか、手話を広く普及啓発する広報にどなたでもご活用頂けます。(以下、【みんなのことば「手話」マークの使用にあたって】をご確認の上、ご利用ください

 みんなのことば「手話」マークの使用にあたって

手話を広く普及啓発する目的で活用下さい。

(1)県への申請は不要、無償です。

(2)マークのデザインについて
 ・変形なしで縮小、拡大は可能です。
 ・マークの色や形を改変することはできません。(モノクロ印刷は可)
 ・有色の背景の上に重ねる場合は、白抜り版を使用下さい。

(3)データはPNG形式(RGB)、JPEG形式(CYMK)でダウンロード可能です。

(4)商業利用はご遠慮ください。

※イラストレーターデータ(ai)での提供も可能です。その場合は地域福祉課までお問い合わせください。

下記の「手話」マークをダウンロード

shuwamark_white

PNG形式(背景透明)(PNG:162KB)

PNG形式(白背景)(PNG:139KB)

JPEG形式(JPG:834KB)

 

●下記の「手話」マーク文字ロゴありをダウンロード

shuwamark_logo_white

文字ロゴありPNG形式(背景透明)(PNG:278KB)

文字ロゴありPNG形式(白背景)(PNG:257KB)

文字ロゴありJPEG形式(JPG:1,153KB)

 

「手話」マークの発表と記念品贈呈について

令和7年12月13日(土曜日)「神奈川県手話言語条例施行10周年記念イベント」記念式典内において、「手話」マークの発表及び記念品贈呈を行いました。

当日の詳細は後日掲載します。

審査について

令和7年10月1日(水曜日)審査委員による審査会を開催しました。

  氏名 所属等
委員長 多田 伊吹

東京 2025 デフリンピック大会エンブレム制作者

(筑波技術大学 産業技術学部 総合デザイン学科卒業)

委員 石渡 和実 東洋英和女学院大学名誉教授
委員 河原 雅浩 神奈川県聴覚障害者連盟 理事長
委員 見上 陽子 神奈川手話通訳問題研究会
委員 笠井 熱史 神奈川県福祉子どもみらい局福祉部地域福祉課 課長

 

審査委員による審査を経て、県内5校のろう学校(県立平塚ろう学校、県立相模原中央支援学校、横浜市立ろう特別支援学校、川崎市立聾学校、横須賀市立ろう学校)の幼児・児童・生徒たちによる投票の結果、「手話」マークが決定しました。

 審査委員から、応募いただいた皆様へのメッセージ!

多田 伊吹審査委員長

今回の募集では169作品もご応募をいただき、想像を超えた数に驚きました。1つ1つのデザインが個性豊かで審査するのがとても難しいほど素晴らしい作品ばかりでした。 作品の完成度はもちろんのこと、皆さんの作品説明や手話への思い、「将来、社会がこうなってほしい」という温かいコメントに触れるたび、美術館の展示を巡っているような気持ちにさせていただ きました。

私たち審査員が悩みに悩んで選んだ3作品を、ろう学校の子ども達が最終的にどれを選ぶのか、とても楽しみにしていました。今回選ばれた作品に寄せられたコメントの中には、「つながりが広がるイメージ」という声が多かったと伺っています。

私自身が制作したデフリンピックのエンブレムにも「つながり」の意味を込めていますので、皆さん と同じ気持ちを共有し合えていることがとても嬉しく感じています。 これからも神奈川県の皆さんが手話をより広め、さらに選定されたマークが皆さんに長く愛される存在となるよう、心より願っております。 今回のイベントに関わっていただいた皆さん、本当にありがとうございました。

石渡 和実審査委員

審査の中で結果が分かれてしまったというところも納得できます。どの作品も個性的で応募した方の思い、メッセージが伝わって来て悩ましかったです。最後3つはとてもインパクトがあって親しみやすい作品が選ばれたと思います。ろう学校の皆さんがどのデザインを選ぶのか楽し みにしていました。 手話マークに決定した作品、「なっとく!」という感じです。 とにかく愛らしく、それでいて、「手話だ」というインパクトもあります。「つなぐ」という意味の手話をデザイン化したマークでもあり、メッセージ性も抜群です。 みんなに愛されて、手話が拡がっていくことに大きな貢献をしてくれると思います。

河原 雅浩審査委員

10歳以下の方から80歳以上の方まで幅広い方々が応募してくれたことをとても嬉しく思っています。子どもらしくとても魅力的で楽しく、面白い作品がたくさんあり、選ぶのがとても難しかったです。 これからも、このような楽しい絵を描いて、多くの人に手話やきこえない・きこえにくい人のことに ついての理解を広めていってほしいと思います。 今回選ばれたマークは「つながる」という手話を使っており、きこえる、きこえない・きこえにくいに関係なく、いろいろな人と人をつなぐ言葉である手話という概念をよく表しており、素晴らしいと感じました。

見上 陽子審査委員

お子様からの応募がたくさんあり、色とりどりのマーク、可愛いマーク等がありました。 ご自身が思う手話への気持ちを書いていただいて本当にありがとうございます。皆様の手話に対する気持ちがとても伝わってきました。みんなのことば「手話」マークが神奈川から広がって、県民の皆様がみんなで手話で会話できるようになって頂けると嬉しいなと思いました。決定したマーク は手と手が交わって笑顔で会話をしている様子がとても分かりやすいデザインでかわいいです。

笠井 熱史審査委員

非常にいろいろな作品があってどういう観点で選ぼうかと非常に悩みまし た。キャラクターのようなデザインも多くありました。今回はマークの観点で選びましたが、今後もこのような県民の皆様が楽しんで参加して頂ける手話の企画を行いたいと思います。最後は子どもたちに選んでもらいましたが『みんなのことば「手話」』というフレーズにピッタリな誰にも親しみやすく、長く愛されるようなマークが選ばれました。 手話を使う人、応援する人みんなに気軽に使ってもらえればと思います。県としてもいろんなところに使用して「つながり」を広げていきます。

 

このページの所管所属は福祉子どもみらい局 福祉部地域福祉課です。