ホーム > くらし・安全・環境 > 生活と自然環境の保全と改善 > 地球環境・温暖化 > 神奈川県気候変動適応センター > 神奈川県のヒートアイランド現象
更新日:2026年2月9日
ここから本文です。
神奈川県のヒートアイランド現象の発生状況や、県内市町村の施策・事業をご紹介します。
ヒートアイランド(heatisland=熱の島)現象とは、都市の中心部の気温が郊外に比べて島状に高くなる現象のことで、暑い時間が長くなり、なかなか気温が下がらないことが特徴です。
ヒートアイランド現象と熱中症発症者の増加や大気汚染、集中豪雨の発生との関連性などが指摘されており、私たちの健康や生活などに様々な影響が生じています。
ヒートアイランド現象と地球温暖化は「暖かくなる」という意味では同じ現象ですが、その原因や暖かくなるメカニズム、影響範囲は異なります。
都市部においては、ヒートアイランド現象による気温上昇に、気候変動による気温上昇が重なることで、熱中症・睡眠障害などの健康への影響、空調負荷の増加によるエネルギー消費量の増加など、さまざまな影響が懸念されています。
ヒートアイランド現象の主な原因としては、人工排熱の増加(建物や自動車などからの排熱)、地表面被覆の人工化(緑地の減少及びアスファルトやコンクリート面等の拡大)、都市形態の高密度化(建物密集による風通しの阻害や天空率※1の低下)が挙げられます。
※1天空率:地上の一定の位置から見上げた時に見える空の割合。
電気、ガス、石油などのエネルギーが、住宅、事業所、工場などで熱源、照明の電源、動力源等として利用され、その一部が熱となって大気へ放出されることで、都市の大気が暖められ、ヒートアイランド現象の主要な原因の一つとなっています。
緑地が減り、アスファルトやコンクリートなどの人工的な被覆面が増えることにより、地表付近の温度が上昇します。
アスファルトやコンクリートは、日射を受けることにより、夏季の日中には表面温度が50~60℃程度まで上昇し、大気が暖められます。また、アスファルトやコンクリートは日中に蓄えた熱を夜まで持ち越すため、夜間の気温低下を妨げることになります。
1976年度と2016年度の神奈川県内の地表面被覆の状況を比較すると、農用地などの緑地が減少し、人工地表面が増加しています。
![]() |
![]() |
| 1976年度 | 2016年度 |
県内の地表面被覆の状況(緑:農用地、黄色:農用地以外の緑地、青:水域、赤:人工地表面)
出典:国土交通省国土数値情報における「土地利用細分メッシュ」データを基に適応センター作成
中高層の建物が密集すると、地表付近の風通しが悪くなって、換気力が低下し、熱が拡散しにくくなります。また、高いビルが密集した地域では、夜間の放射冷却※2が進まず、日中に蓄えた熱を明け方まで持ち越しやすくなります。
※2 放射冷却:赤外線が放出されることによって大気や地表面が冷却する現象
神奈川県ではヒートアイランド対策の円滑な推進のため、横浜市環境科学研究所、川崎市環境総合研究所と連携し、県内全域の気温観測によるヒートアイランド現象の実態把握を行っています。
令和7年度調査結果において、主に昼間は、川崎市全域、横浜市北東部、県央地域から湘南地域までの内陸部及び県西地域の沿岸部で比較的高温傾向となりました。一方、夜間から朝にかけては、川崎市と横浜市の東京湾沿岸部、茅ヶ崎市から横須賀市までの相模湾沿岸部及び横浜市南部から大和市までの内陸部で比較的高温傾向となりました。
![]() |
![]() |
| 30℃以上の延べ時間数(令和7年8月) | 熱帯夜日数(令和7年8月) |
神奈川県では、県内の市町村におけるヒートアイランド対策の実施、計画状況を把握するため、当該年度に実施を予定しているヒートアインランド対策に係る施策・事業を調査しています。調査結果は以下をご覧ください。
| 年度 | 調査結果の概要 | 施策・事業調査結果一覧表 |
| 令和5年度 | 令和5年度概要(PDF:128KB) | 令和5年度一覧表(エクセル:40KB) |
| 令和4年度 | 令和4年度概要(PDF:119KB) | 令和4年度一覧表(エクセル:40KB) |
| 令和3年度 | 令和3年度概要(PDF:164KB) | 令和3年度一覧表(エクセル:41KB) |
| 令和2年度 | 令和2年度概要(PDF:151KB) | 令和2年度一覧表(PDF:346KB) |
※なお、当調査は令和5年度を最後とし、現在は神奈川県内における熱中症対策実施状況を公表しています。
このページの所管所属は 環境科学センターです。