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初期公開日:2025年11月27日更新日:2025年11月27日
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子ども支援研修会の実施報告です。
子どもへの支援に携わる支援者や団体が、子どものセーフガーディングについて学び、意見交換を行うことで、組織として子どもへの支援を行う中での子どもにとっての安心な居場所や安全な居場所について考え、子どものセーフガーディングに取り組むきっかけとなることを目的に、子ども支援研修会を開催しました。
この研修会では、子どもへの支援に携わる支援者や団体の方41名が参加され、講師による講演、参加者によるグループワークを行いました。

令和7年9月3日(水曜日)
神奈川産業振興センター 13階 第2会議室
テーマ「居場所での不適切な行為や権利を脅かす危険から子どもを守るために~子どものセーフガーディングを始めよう~」
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金谷 直子先生 公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 子どものセーフガーディング・スペシャリスト |

「子どものセーフガーディング」は、子どもたちが過ごす場所において関係者(支援者や指導者等)による虐待や搾取、不適切な行為など、「子どもの権利に反する行為」を予防する組織的な取組であり、疑いが生じた場合の対応、再発防止も含む包括的なものです。子どものセーフガーディングに取り組むことで、「子どもが守られる」「スタッフや関係者が守られる」「組織に対する信頼が守られる」ことにつながります。
講演では、放課後児童クラブや習い事、キャンプ等の野外活動など子どもの多様な居場所においてセーフガーディングを学び実践する必要性、子どもたちの持つ権利や虐待被害から、子どものセーフガーディングの定義、要素(周知・予防・報告・対応)、対象、行動規範(ルールの明確化)など様々な内容を実践例を交えてお話いただきました。
また、講師から支援する子どもへの対応について、いくつかの具体的な事例をもとに問いかけがあり、参加者一人ひとりが自分事として考えるきっかけとなりました。

子どものセーフガーディングについて考える上で各施設や居場所におけるリスクや課題、「子どもの権利に反する行為」を予防するために必要な対策などについて意見交換を行いました。
参加者からは、「セーフガーディングという言葉や意味、役割を学べた」「宣誓、指針、行動規範などをできるだけ早く取り入れたい」「指針を作るだけではなく、見直すなど生きた指針を作っていくことが大切」などの御感想をいただきました。
このページの所管所属は福祉子どもみらい局 子どもみらい部次世代育成課です。