ホーム > 教育・文化・スポーツ > 文化・芸術 > 文化財保護 > 文化財情報 > 神楽(ユネスコ無形文化遺産登録に向けた取組)
初期公開日:2026年3月31日更新日:2026年3月31日
ここから本文です。
神楽のユネスコ無形文化遺産登録に向けた取組を紹介するページです

全国神楽継承・復興協議会提供
日本を代表する神事芸能で、神々の来臨や神託を願って、神前に奉納する舞楽であり、全国には4,000以上あると言われています。
神楽の起源は、記紀神話(古事記・日本書紀)において岩戸に閉じこもってしまった天照大御神(あまてらすおおみかみ)を天鈿女命(あめのうずめのみこと)が天岩戸の前で舞ったのが始まりといわれています。
神楽は、大きくわけると、宮中の神事芸能として行われる「御神楽(みかぐら)」と、宮中以外の全国各地の神社で行われてきた「里神楽(さとかぐら)」があり、里神楽はさらに、巫女神楽、出雲流神楽、伊勢流神楽、獅子神楽の4つに分類されます。
仮面をつけずに幣や鈴、刀などを持って舞う採物神楽の舞、道具を持って曲芸的に舞う舞、仮面をつけて神話や伝説などの物語を演じる舞など、地域に根付いた神楽として、数多くの演目が伝えられています。
令和7年(2025年)11月28日(金曜)に開催された、文部科学省の文化審議会無形文化遺産部会において、新規提案候補として「神楽」が選定され、同日、無形文化遺産保護条約関係省庁連絡会議において、了承されました。
「神楽」及び「温泉文化」を選定し、ユネスコによる審査の優先順位としては「神楽」、「温泉文化」の順とする。
神楽は、特定の場所に神座(かむくら)を設け、神霊の来臨をあおぎ行う神まつりにおいて演じられてきた民俗芸能である。神楽の中には、神が憑依して託宣(たくせん)をする儀礼や、神霊の活力を再生させる呪術、神々の物語を演じる演劇などさまざまな要素が含まれる。こうした神楽を行うことで、人々の願いや祈りが実現されるとみなされてきた。日本各地に伝承され、地域の歴史や風土を反映して今日多彩な姿をみせる神楽は、地域の活力の源として現在にも大きな役割を果たしている。
詳細は、文化庁のページをご覧ください。

箱根の湯立獅子舞
この芸能は、神奈川県足柄下郡箱根町の仙石原及び宮城野の両地区に伝承されている伊勢大神楽系の獅子舞である。
仙石原では三月二十七日の諏訪神社の祭、五月五日の金時神社の祭に行われ、宮城野では七月十五日の諏訪神社の祭に行われる。
伊勢流の神楽は湯立(ゆだて)を中心とするものであるが、これに大神楽系の獅子舞が組み合わされたもので、類例は少ない。
宮舞、平舞(ひらまい)、剣の舞、行の舞の後、湯立作法となる。獅子は煮えたぎる湯釜の前に立ち、東西南北四方を祓い、その後、幣で湯釜の火を浄め、剣印して湯釜を祓う。
次に祭壇の青竹幣を採って、湯の中に入れてかき回すこと三度。最後に湯笹を採って両手で熱湯をかき回し、湯笹を引き上げて神に献じ、同時に群がる氏子たちの頭上にも振り懸ける(湯花)。この湯花をいただくと一年間病気にかからないといわれている。
このページの所管所属は教育局 生涯学習部文化遺産課です。