要配慮者

要配慮者

高齢者、障がい者、妊婦、乳幼児、日本語を読む・聞く・話すことが難しい方など、災害時に特に配慮が必要な方々に向けた防災情報を提供します。

身体障がい(肢体不自由の方)

手足が不自由な方・難病がある方

普段からの備え

  • 障がいの特性や必要な配慮事項を記載した「ヘルプマーク」や「障害者手帳」を常に携帯しておきましょう。
  • 必要な補助具・医薬品・連絡先を入れた非常持ち出し袋や防災リュックを準備しておきましょう。
  • 地域の避難所がバリアフリー環境になっているかを調べ、可能なら自治体や自治会と事前に話をしておきましょう。
  • 避難の際に車椅子の使用を予定している場合は、避難経路に妨げとなる物がないか調べ、支援者や近所の方などと具体的な避難方法を相談しておきましょう。
  • 実際の避難所等での行動や動線を確認するため、地域の防災訓練に参加して経験を積むことも大切です。
  • 市町村が作成する「避難行動要支援者名簿」に事前登録されている場合は、自治会や自主防災組織などの支援をしてくれる方への情報提供に同意しておくことも、非常に有効です。
  • 市町村に協力して個別避難計画を作成しておくことで、「共助」につながり、また「公助」に当たっての参考情報にもなります。
  • 【医療的ケアが必要な場合】
  • かかりつけ医との連絡手段を事前に確認しておきましょう。
  • 電源喪失の備えは最重要なので、ポータブル電源や蓄電池は必ず準備しましょう。
  • 普段使用している医療機器がポータブルバッテリーでも使用できるか確認しておきましょう。
  • 在宅で医療機器を使っている人は、地震の揺れ等で倒れないように設置しておきましょう
普段からの備えのイメージ

避難するときの持ち物

  • 常用薬(3日分以上)
  • マイナンバーカード・資格確認書
  • 障がいの特性や必要な配慮事項を記載した「ヘルプマーク」や「身体障害者手帳」
  • 紙おむつ(当面必要な枚数)
  • 着替え(肌着のほかに、ズボンや上着も)
  • おんぶひも
  • ビニールシート(おむつ交換や着替えのときに)
  • 体温調節用具(体温調節が困難な方)
  • ポータブルバッテリー
  • 【医療的ケアが必要な場合】
  • 医療機器の予備バッテリー

災害が起きたら

  • 災害発生時、まずは、落ち着きましょう。
  • 建物の中では、色々なものが倒れてくるので、家具の転倒・落下の恐れがある場所から離れるなどの安全確保を行いましょう。
  • 困ったときには周りの人に助けを求め、身動きができないときは、笛等を使ったり、モノを叩いて音を出すなどして、周りに自分がいることを知らせましょう。
  • 体温調節機能が弱い場合は、災害時の過度な暑さや寒さにさらされると、健康を損なうリスクが高まる場合があります。
  • 暑さ対策は冷却グッズの活用やこまめな水分補給、寒さ対策は保温グッズの活用や体温を逃さないように重ね着するなどの工夫をしましょう。
  • 避難所では、病状や必要な医療的ケアを伝え、トイレの使用可否を確認し、必要に応じて支援を依頼しましょう。
  • 【医療的ケアが必要な場合】
  • 年齢や障がいの程度によって異なりますが、発災直後は、言葉やジェスチャーで「吸引が必要」「経管栄養している」など伝える手段を準備しておくと安心です。

支援する方へ

困ること
  • 食事やトイレ、生活環境など個別対応が必要です。
  • 外見からは障がい者と分かりにくい人もいるため、周囲から理解されないことがあります。
  • 歩行に障がいがある場合は、素早い避難行動が困難です。
  • 言葉や文字で困っていることを伝えることが困難な人もいます。
  • 危険の察知や状況判断が困難で、逃げ遅れる恐れがある人もいます。
  • 車椅子を利用している場合は、床や高い所にある物が取りづらいです。
  • 体温調整が困難であったり、免疫力が低く感染症にかかりやすい人もいます。
支援の留意点
  • 名前を呼びかけ、安心してもらったうえで落ち着いて行動を促しましょう。
  • 車椅子を利用している場合は、状況に応じて、複数人で車椅子を持ちあげての支援や背負うなどして移動しましょう。
  • 障がいの程度は人により大きく異なることから、本人や家族から配慮すべきことを聞き取って対応しましょう。
  • 重度、特にコミュニケーションを取ることが難しい方に対しては、付き添いの家族などがいる場合も含めて、意思疎通を充分に図りながら、支援します。
  • 支援にあたっては、具体的な声かけと身体接触の許可を得たうえで支援します。
  • 【医療的ケアが必要な場合】
  • 災害時には、普段の訪問看護や介護スタッフ以外の医療職や介護職が応援に入る場合があるため、普段の支援者の方は、吸引、酸素、経管栄養、人工呼吸器など、使用機器や必要な処置内容、手順などを文書化し、ケア内容を共有できるようにしておきましょう。