更新日：2025年6月18日
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2024年度実施事業
本県では、長時間労働や長い通勤時間などにより、仕事と家庭の両立は容易ではなく、結婚や出産に伴う女性の就業継続が難しい状況にあることから、県内企業等の女性活躍推進をはじめとする、ダイバーシティ&インクルージョンや自分らしい働き方を支援していくことが必要です。
また、これから社会に出る若年層については、根強い固定的性別役割分担意識により自らの個性と能力を発揮することを躊躇する傾向があるため、若年層への意識啓発も併せて重要な課題となっています。
これらの課題解決に向け、以下の事業に取り組みました。
「ジェンダー平等社会の実現」を核として、すべての人が働きやすくなるダイバーシティ＆インクルージョンの取組を神奈川県全体で推進するため、「D&Iかながわメンバーズ」のメンバー（企業・団体）を募集し、その実務責任者等がD＆I推進に向けた取組事例発表や意見交換を行う会議の開催、ロゴマークの公募・作成を行いました。
また、女子児童・生徒の理工系志望促進と、性別に関わらず自分らしい生き方を考える機会を提供するため、啓発講座や子どもミライ教室を実施し、若い世代への意識啓発を行いました。
さらに、男性の家事・育児参画促進に向けた職場の意識改革・行動変革・理解促進のため、セミナーの開催や講師派遣を実施しました。
参考：D&Iかながわメンバーズ
就職前の若年層（高校生・中学生）を対象に、豊かなライフプランをデザインする機会を提供し、男女とも固定的性別役割分担意識にとらわれず、自ら望む働き方・生き方を選択する力を育成することを目指し、啓発冊子の作成や出前講座を実施しました。
2024年度 事業目標・重要業績評価指標（KPI）（PDF：184KB）
2024年度 取組概要（男女共同参画実践事業）（PDF：889KB）
2024年度 取組概要（ライフキャリア教育かながわモデル発信事業）（PDF：499KB）
仕事が減り生活が苦しい、社会とのつながりが持てないなど、不安や生活上の困難な問題を抱える女性の課題が複合的となっています。
また、自分の状況や課題がうまく整理できない女性や精神的な課題を抱えた女性たちが相談窓口も分からず社会的に孤立した状態に陥っており、こうした女性への対応が喫緊の課題となっていることに加え、既に相談窓口につながった女性の自立支援も継続して実施する必要があります。
さらに、これらの女性を支援する人材の育成、スキルアップがあわせて必要となっています。
この課題解決に向け、以下の事業に取り組みました。
受託者がアウトリーチ（訪問支援）等を実施、潜在的な支援対象者を見つけ出すとともに、対象者それぞれの課題の切り分けを行った上で支援計画を作成、適切な行政窓口や民間団体に同行支援を行いました。
また、生活困窮や社会から孤立した女性への支援経験のあるスタッフが、県及び市町村の女性相談支援員、他の民間団体の支援従事者、無料低額宿泊所運営者等に対し、支援事例の共有や相談者への援助技術の向上を目的とした研修を実施し、スキルアップを図りました。
さらに、相談に至っていない困難女性の早期発見のため、若年層向け啓発広報カードの配布と併せた生理用品の配布や漫画動画やLINE広告を活用し、相談窓口の周知を行いました。
2024年度 事業目標・重要業績評価指標（KPI）（PDF：137KB）
このページの所管所属は福祉子どもみらい局 共生推進本部室です。