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更新日:2026年7月22日
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第1グループの討議結果(森林管理・シカ管理ワークショップ報告書)
ファシリテータ: 木平勇吉 丹沢大山自然再生委員会委員長
森林づくり公社が造林してきた時期は、シカ増えた時期と重なり、昭和60年頃から植栽と柵を組み合わせてきた。データはないが、シカ移動や増加について実感がある。
最近は林齢が高くなっており、苗より樹皮に被害がある。ここ数年被害は減ってきた印象もある。
水源林整備を宮ヶ瀬湖の東側で実施しているが、間伐しても下層植生が増えない。シカが移動して来ているのではないか。
猟区の場所にも問題があり、見直しが必要ではないか。
シカが集中している場所では、除伐によって餌を供給する結果になっているのではないか。シカの嫌いな植物の増加や裸地化が進行している。
シカがいるところでの施業方法の検討も必要では。現場手法についてはもっと連携したほうがいい。
森林再生50年構想を推進し、特に混交林化を進めているが、シカ影響によって天然更新がうまくいかないことを危惧している。森林施策とシカ管理と連携が必要。
現場で見ると柵で囲った明るい林は植生が豊富になっている。林内の照度管理とシカ管理によって、短期間で回復することが期待できる。
事業計画は、色々あるが並列となっている。どこがリーダーシップを取るのか。
シカと森林の連携の場合、シカ管理と森林管理のどちらを主な視点にするのか。
シカも水源林の構成員のひとつであり、シカも含めた健全な森林をつくっていくのではないか。県民にとっての「水」をアピールしていくべき。
酒匂川下流にもシカが現れているように、丹沢の外に移動する可能性もある。対策が必要ではないか。丹沢と同じようになる可能性ある。
山北でのネズミによる被害の事例では、静岡から入ってきたのではないかと言われている。近隣県とも連携し、県境の向こうで何が起こっているのかを把握することも必要。
神奈川の国有林は、他よりシカの影響がひどい。全体として生息密度減らしていかなければならない。国有林など、関係機関どうしの連携も必要ではないか。
県有林計画は、シカが生息することを前提に計画を立てている。箱根でもシカ増えてきたので、柵をつくり始めた。
個々の事業での連携も必要ではないか。森林整備だけでも水源、治山、県有林など複数の所属で実施している。
シカも森林生態系の一部である。シカいなかったら、別の問題が発生するだろう。柵つくると、柵外の面積が減り、結局シカの密度が増えると考えたほうがいい。
森林全体でのシカ餌の配分を考えるべきである。捕獲による密度管理と柵の関係を考慮する必要がある。
確保や整備の場所の選定にシカを考慮する必要があり、整備の際の指針が必要ではないか。天然林の整備手法も課題である。
森林管理計画にシカの配慮方法や未然の対策方法を具体的に組み込む方法として、計画作成にあたり、横断的連携のための指針と手順を示すマニュアルがあるとよい。
土壌保全対策では、シカ密度を考慮して5か年計画を作成したが、一年で分布が変化した。捕獲や事業施工の影響ではないか。高密度分布域でのモニタリングは重要である。
過去のデータもあるが、今のシカ動態のデータ必要では。県が行っている個体数調整によるシカの変化を継続してみていくべき。
今なら技術が向上しており、GPSなどでシカ追跡行動調査も追いやすい。
森林整備のための予算は多いが、森林整備の効果を発揮するためにはシカ管理にも予算が必要。
森林整備とシカ管理事業間の連携と意識の共有を図るため、担当者レベルの会議を立ち上げる。具体的な実施箇所について情報共有や意見交換を行いたい。
現在でもやっているが、現場担当者全体における意識の共有が十分とはいえない状況にある。庁内連携組織を活性化する。
現場で簡易なシカモニタリングを導入すれば、意識啓発になると同時に、整備した現場の変化を定量的に見ることができ、今後のフィードバックにも役立つのではないか。
森林整備はまったなしである。連携して具体的にどうするか話し合いたい。
県有林と国有林、隣接県との間で森林整備の施業予定などについて情報交換、情報共有を行うなど、組織的に連携。
森林とシカ、どちらにとってもシカの適正管理が必要。
シカの適正管理という統一したテーマで、研究プロジェクトをつくり、データを取りながら進める。
それは実行を兼ねたプロジェクトであり、その会議には、森林整備の担当者だけでなく、シカ管理の担当者も入らないといけない。
森林整備という狭い範疇ではなく、広い範疇で、シカ総合管理対策を行う。
森林整備の手法が事務所によって異なっている。業者によっても異なっている。不要な除伐によってシカのバランスを崩してしまっているところが多い。
天然林と人工林ではやり方が違う。施業方法はどういうものがよいか話し合い、やり方・考え方を調整して、マニュアル(指針)をつくったらどうか。
水源の森林づくりの混交林化は、生物多様性としての森林を目指し、結果的に共存できればよい。
生物多様性について言葉だけでない、どこでどのくらいの、という実行性のある計画をつくる。
水源環境保全・再生の計画に水源の森林づくりの計画が位置づけられているように、シカ管理の計画も森林整備の計画に位置付け、水源環境保全・再生の計画の中に明文化して位置づけてはどうか。
そのためには、PDCAの役割を担う県民会議の場で合意が得られれば、計画の見直しのタイミングで入れるというプロセスを踏むことが必要。
森林管理とシカ管理は切り離せないと認識している。「共生」を考えていきたい。シカを含めた健全な森林で、結果的にいい水が飲むことができる、持続可能な自然にしたい。
シカ管理のPRについて、「森」よりも「水」を持ってくるのは、県民にとって非常に分かりやすい。間口も広がるし、PRの方法も増える。
県民に丹沢大山が浸透していない。毎年、目標とその達成度を県民に情報提供してほしい。あわせて、県民参加の機会を明示してほしい。
ビジターセンターを利用しながら、県民参加型で情報発信した方がよい。
ホームページでの公表もよいが、県民が主体的にページを見てもらうのは難しい。「丹沢フォーラム」のような野外参加型のイベント事業によって、情報提供するのが良い。
植生モニタリングなども県民参加でやったらどうか。
シカは県民にとって身近なのか。「シカと一緒の社会」というような野生動物と共存するという理解を促すパンフを作ったらどうか。
野生動物との共存は必要だが、里山ではヒルが庭先に出てきて被害を広げている。シカは人間にとっていい相手ではないと里の人は思っている。
シカのすむ場所を確保してほしい。林業、農業、食肉とか、いろんな団体が一緒になって共存する道を探っていく必要がある。
今日、農業関係の人がきていないのはおかしい。地元の山ろく周辺の方の参加がほしい。
このページの所管所属は 自然環境保全センターです。